面接

就活の面接の準備って何をしたらいいの?面接のマナーや頻出度の高い質問を紹介

就活の面接は、ファーストキャリアを決める重要なもの。面接官が何をチェックしているのか、どんなことを聞かれるのか気になりますね。

本記事では、就活の面接で見られているマナー、面接の流れごとのポイント、そして頻出の質問について紹介します。

就活の面接の時に面接官がチェックしているマナー

就活の面接では、受け答えの内容だけではなく、マナーについてもチェックされています。面接官がどのようなポイントを見ているのか把握して対策することで、好印象を残しましょう。

OB訪問マナー

態度

面接でまずチェックしているマナーは「態度」です。面接では、「堂々としていること」「相手の目を見て話すこと」「程よく笑顔で明るい印象を与えること」がポイントです。

緊張してガチガチになってしまう気持ちはわかりますが、挙動不審になったり、笑顔がなかったりするといい印象は与えられません。髪の毛やひげを触ってしまうことや貧乏ゆすりしてしまうのも、悪い印象になるので気をつけましょう。緊張しないように場慣したり、態度に現れないようにコントロールしたりするなど対策しておくことがおすすめです。

また、斜に構えた態度や、偉そうな態度を取ると問答無用にマイナス評価です。面接では、必要以上に下手に出る必要はありませんが、時間をとって面接してもらっている以上、感謝の気持ちを忘れず挑みましょう。

言葉遣い

言葉遣いもマナーとしてチェックされています。TPOに合わせて、正しい敬語や丁寧語を使い分けましょう。

敬語や丁寧語を使っていても、間違った使い方をしている場合やぎこちない場合は、マイナス評価となってしまいます。「社会人としてお客様や取引先の前に出しても恥ずかしくない話し方ができるか」を見られていると思い、正しい日本語を使えるように努力しましょう。

当然、友達や家族と話すようなカジュアルな言葉遣いをしたり、語尾を伸ばしたりするのは印象が悪くなるので、話し方に癖がないのか確認するのもおすすめです。

服装

面接での服装や身だしなみもマナーとしてチェックしています。

たとえ、「私服でお越しください」と指定があったとしても、本当に普段着のまま面接に向かうのはNG。面接の場面のTPOに合った服装をしていくことが大切です。カジュアルすぎる服装や露出の多い服装は避け、オフィスカジュアルを意識しましょう。ジャケットを着用していくと間違いないですよ。

また、スーツを着ていても、清潔感がない場合悪い印象を与えかねません。スーツがシワになっていないか、ゴミやホコリはついていないか確認しましょう。男性の場合はネクタイが曲がっていないか、第一ボタンが開いていないかもチェックポイントです。女性の場合は、ストッキングは伝線していないか、スカートの丈は短すぎないか注意しましょう。

意外かもしれませんが、「声」も面接のときにチェックされている項目です。大きな声でハキハキと明るい声で話しましょう。

ボソボソと小さな声で話すのは、相手が聞き取りにくいだけでなく、暗い印象を与えてしまいます。普段は声が小さな人も「相手に伝わりやすいのか」を意識して少しボリュームを上げてみてくださいね。

就活の面接の流れ

次に、面接の流れと、項目ごとのポイントを確認していきましょう。

面接流れ

受付

企業で面接を行う場合、まず向かうところは「受付」です。受付には、面接開始10分前に到着するようにしましょう。

「就活では絶対に遅れたらダメと聞いたから、30分前に到着するようにしている」と、10分以上前に到着している人もいるでしょう。しかし、10分以上前に受付するのはNG。面接官達は面接だけを行っているのではなく、他の業務を行っていることがほとんどです。早く行き過ぎると面接官も対応できず、迷惑になることを理解しておきましょう。

もし早く到着した場合は、近くで待機して、10分前になったら受付するようにしてください。身だしなみを確認したり、面接で聞かれるであろう質問を見直したりして面接までの時間を待ちましょう。

また、面接時間に遅れると、当然早く行き過ぎるよりも印象が悪くなります。面接は絶対に遅れないように時間に十分余裕を持って動きましょう。万が一遅れそうな場合は、遅れるのがわかった段階で「◯◯の理由で◯分遅れる」と具体的な理由と到着時間を伝えましょう。

待機

受付に到着したら、「時間」「アポイントメントの内容」「名前」「担当者」を伝えます。面接の場合は、「本日14時から面接の約束をいただいている、◯◯大学の◯◯と申します。人事部の◯◯さまにお取次ぎをお願いします。」と伝えるといいでしょう。

受付に人がいない場合は、内線電話やインターフォンを使ったり、近くにいる人に取り次いでもらったりすることもあります。内線電話やインターフォンを使うときには、受付と同じようにアポイントの内容や名前などを伝えましょう。万が一、社員の方に話しかけるときには、仕事中であることに留意して「お仕事中失礼いたします」と一声かけてから、要件を伝えるようにしてください。

入室

面接をする部屋に入室するときには「3回ノックする」「ドアを閉める」「あいさつをして着席を待つ」ことがポイントです。

部屋に通されても勝手に開けて入るのはNG。中には面接官が待機しているので、まずはゆっくりと3回ノックをしましょう。面接官から入るように指示があった場合は、「失礼いたします」と声をかけドアを開けます。

ドアを開けると面接官が見えるので、緊張したり、目をそらしてはいけないと思ったりして、面接官を見据えたままドアを後ろ手で閉めてしまうことも……。正しいマナーは、ドアの方を向いて閉めることなので覚えておきましょう。

準備されている椅子のところまで行ったら、椅子の横に立ち挨拶をします。面接官に着席を促されるまで勝手に座らないように注意しましょう。

面接

着席したら、面接が始まります。冒頭で解説したように、堂々とした態度・TPOにあった正しい日本語・聞き取りやすい声で話すことを注意しましょう。

緊張しすぎていると、予想外の質問が来たときに焦ってしまい、答えられなくなってしまうことも。口角を上げて、いつもよりゆっくり話すと、少しずつ緊張が収まってきます。緊張を抑えるための対策も考えておくと安心です。

退室

面接が終わったら、まずは時間をとって面接をしてくれたことに対して、感謝の挨拶をしましょう。立ち上がった際に一礼、そしてドアまで来たら、面接官の方を向き「失礼します」と一声かけたあと一礼して退室します。ドアを閉めたら、オフィスの外まで速やかに退出しましょう。

社員の方とすれ違う場合には、会釈や、挨拶をすると好印象です。オフィスの中で飲食をしたり、スマートフォンを利用したりすることは避けることがベター。オフィスを出て少し離れたところで行いましょう。

就活の面接の頻出度の高い質問例

面接で質問される内容は企業によって様々ですが、頻出の質問はある程度決まっています。そこで最後に、就活での面接でよく聞かれる質問を確認していきましょう。

回答を丸暗記する必要はありませんが、面接対策としてある程度準備しておくと、当日落ち着いて答えられます。準備した内容は、友達や先輩相手に練習して、違和感があるところはないか、どうしたら改善できるかチェックしてもらうことがおすすめです。

質問例

自己紹介

面接で1番最初に聞かれる質問は、「自己紹介」です。面接官も、学生が緊張していることは理解しているので、まずは緊張をほぐすためにもアイスブレイクとして自己紹介を求められることがほとんどです。

自己紹介は、「所属・名前」を伝えた後、大学で学んでいることや、学業以外に行っていること、業務に繋がるであろう趣味や特技について話しましょう。

限られた面接時間でだらだらと自己紹介をするのはNGです。1分程度、長くても3分にまとめて自己紹介してください。

自己紹介は話のきっかけをつくる役割もあるので、話したいトピックスに対して、詳細に語る必要はありません。面接官が「もっとこの内容について聞いてみたいな」「興味深い内容だな」と思ったら、自己紹介の後に詳しく聞いてくれます。相手に自分のことを知らせるための話題を提供するような気持ちで構成するといいでしょう。

志望動機

就活の面接で必ず聞かれるのは、「志望動機」です。面接を受ける企業に、なぜ就職したいと思ったのかは企業にとっても重要な内容です。

志望動機を答えるときには、「なぜその企業に就職したいのか」が伝わるようにしましょう。例えば、IT企業の面接に行った場合「ITに興味があるからです」と答えてしまうと、「自社以外のIT企業でもいいのでは」と思われてしまいます。業界分析や企業分析をした上で、「貴社でなければならない理由」を伝えましょう。

また、入社した場合どのように活躍したいのか展望も語ると、入社後のあなたの姿をイメージしてもらえますし、志望度が高いことも伝わります。あなたの熱意をアピールできる1番重要な質問なので、しっかりと準備しておきましょう。

長所や短所

企業との相性を確認し、自己分析ができているのかを確認するため、長所や短所も面接でよく聞かれる内容の1つです。

自分の特徴をリストアップしたり、過去の自分を振り返ったりすることで長所と短所を見つけましょう。また、周りに聞いてみることで、思わぬ長所や短所が見つかることもあります。

長所と短所は仕事をするときに関係するものを選ぶことがポイントです。また、社会人としての悪い印象を与えるものも避けましょう。時間やお金にルーズだったり、性格がネガティブや卑屈すぎたりすることなどは、あえて伝える必要はありません。

また、矛盾しないように答えを作ることも重要です。例えば、長所で「周りに気を使える、気配りができるところ」と答えているのに、短所では「自己中心的なところがある」と答えると内容が矛盾しており、説得力に欠けます。矛盾のない答えになっているのかは確認しておきましょう。

学生時代頑張ってきたこと

学生時代頑張ってきたことも頻出の質問です。

学生時代頑張ったことについて聞くことで「問題への取り組み方」や「学生の人柄」、そして「今後の可能性」を知れます。起業や留学経験など華やかな経歴を並べるだけでは意味がありません。面接官は、単なる経歴を知りたいのではなく、あなたがどのようなことを問題と捉え、どのように取り組んだのかプロセスを知りたいのです。

学生時代頑張ってきたことを伝えるときには、何を頑張ったのか結論を先に伝えましょう。そして、その時の状況を伝え、どのように頑張ったのか、そして結果どうなったのかを説明するとOKです。

よくある回答例は、サークル・部活・アルバイト・インターンシップなど。あなたが学生時代注力したことについて話せるよう、準備しておきましょう。

準備をしっかりしてから就活の面接に挑もう

就活の面接は今後の人生が決まる重要なもの。準備をしていないと当日焦ってしまったり、間違ったマナーで進めて失敗してしまったりする可能性もあります。失敗したときに「きちんと練習しておいたらよかった」と思っても、後の祭りです。

本記事で紹介した、面接の流れやポイントごとのマナー、そして頻出の質問内容を元に対策を行い、ぜひ後悔することのないよう準備してください。

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