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「ガクチカ」の具体例4選を現役転職コンサルタントが紹介!

この記事は就レポメディア編集部ユッキーが担当しています。

「ガクチカ」という言葉はご存知でしょうか?
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略で、面接時に必ず聞かれる話題の1つとなっています。ガクチカは、今までの経験をどのように企業で活かしていくのかを伝える必要があるため、選考の合否を決める非常に重要な内容です。

しかし、学生時代に力を入れたこととはいうものの、どんなことをどのように伝えるべきなのかが分からないという方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、ガクチカの具体例を紹介し、それぞれのポイントを解説していきます。

ガクチカの具体例4選

ガクチカは、その人の歩んできた人生によって大きく異なってきます。そのため、必ずしもこのガクチカだから効果的だ、ということはありません。

むしろ、自分が経験していない作り話を伝えたとしても、面接官には見抜かれてしまい通過が厳しくなってしまいます。そこで、ここでは実際の具体例をご紹介するので、こちらを参考に自分だけのオリジナルガクチカを作ってみましょう。

部活動のガクチカ

具体例の1つ目は、部活動をガクチカにする場合です。野球部を例に紹介したいと思います。

「私は野球部に全力を注いでいました。小学生の頃から野球を始め、大学生となる現在まで続けております。しかし、順風満帆に今までの野球人生を送ってきたわけではありません。実は、高校野球をしていた頃は何度もやめようと思うことがありました。特に、高校2年生のときに骨折をしたときは心が折れかけました。
その当時は、野球しかないと思って高校生活を送っていたため、骨折によって野球ができなくなる苦痛に耐えきれなかったのです。しかし、そのときに野球部を辞めずにいれたのは仲間の存在でした。そして、プレイヤーとしてだけではなく、チームを支えるポジションとしての道もあるんだと気付き、サポートする立場になりました。
そこからは、リハビリを重ねながらスコアラーや練習の補助などをして、チームのバックアップに徹しました。そして、最後の夏にはリハビリが間に合い、甲子園にはいけなかったものの、夏の大会に出場できるまでになったのです。
私はこの経験を通じて、裏方に徹してサポートをする重要性や諦めずに物事を続ける重要性について気付けました。
御社でも、前に立って進めていくだけではなく、サポート役としてチーム全体をフォローできるような存在になっていきたいです。」

この具体例では、今までプレイヤーとして経験していたところから、裏方としてのサポートを経験したことが重要です。今までやってこなかったサポート部分を経験したことで、新しい視点に気付けたからです。

面接官からは、「前に立つだけではなくしっかりチーム全体を見てくれる人材に育ってくれる」という印象を持たれやすいでしょう。

サークル活動のガクチカ

次の具体例は、サークル活動です。

「私の大学時代は、所属していたアカペラサークルでの活動に打ち込んでいました。子どもの頃から楽器を使わずに演奏をするアカペラに魅力を感じ、大学生になったら絶対やりたいと思っていました。しかし、私が入学した大学にはアカペラサークルがなかったのです。
そこで、ないなら作ってしまおうと思い、メンバー集めから始めていきました。まずはアカペラサークルの存在を知ってもらうために、知人に声をかけたり張り紙をするなどしましたが、なかなか入ってくれる人は見つからなかったのです。
そのとき、SNSを活用した集客をしてみようと思い、YouTubeに自作で作ったアカペラ動画をアップロードし、それを元に集客をしました。その結果、思いのほか反響がよく、それを見た人たちが入りたいと言ってくれたのです。
その後、メンバーも30人ほどに増え、文化祭でも出演を頼まれるなどの規模感まで成長できました。
私はこの経験を通じて、自分のスキルを証明する成果物を提示したうえでの提案が重要だと気付きました。人間は言葉だけで心が動くことは少なく、行動が伴うことで相手にも伝わると思ったからです。」

この具体例では、何もないところからサークルを立ち上げた部分と集客を成功させた部分が重要です。この部分は、行動力や柔軟性を評価されることが多いでしょう。

趣味のガクチカ

次の具体例は、趣味です。

「私は、大学時代に多くのアプリを作成していました。子どもの頃からパソコンが好きで、物心がついたときからプログラミングに夢中でした。始めのころは、ただがむしゃらにプログラミングをしていましたが、大学生になってからは人に使ってもらえるようなモノを作りたいと思い始めたのです。
人に使ってもらえるモノって何だろうと考えたときに、人に使ってもらう前に自分が使って便利だと思うものを作ろうと思いました。その当時、筋トレにハマっていたこともあり、毎日のトレーニングを記録しつつ、一ヶ月の成長を可視化できるアプリを作りました。
アプリを作るにあたっては、開発環境の構築、サーバーの手配など始めてやることも多く、何度もつまずきました。特に、環境構築の部分は書籍やWebの情報だけでまかないきれなかったのです。そこで、Web上のサービスを利用し、スキルを売ってくれる人を探しました。その結果、その方の協力もあり、無事にアプリをリリースできたのです。アプリでは、多くのレビューをもらっており、人の為に作ることの重要性に気付けました。」

この具体例では、一からサービスを作り公開までした、という経験が大きく評価されるでしょう。特に、IT企業であれば技術力が高いという評価を受けることも充分考えられます。

アルバイトのガクチカ

次の具体例は学生時代のアルバイトです。

「私は、大学2年生のころから始めた喫茶店でのアルバイトに力を入れていました。人生で初めてのアルバイトとなり、友人の誘いもあって地元ではそこそこ人気の個人経営している喫茶店で働こうと決めました。
その喫茶店で問題になっていたのは、ランチタイムは混雑するもののディナータイムの集客が少ないことです。私は、ディナータイムでのアルバイトがメインだったため、客足を何とかしなければと思い打開策を考えてみました。
しかし、料理は美味しくお酒の種類も豊富であるため、どうしてお客さんが来ないのかが分からなかったのです。そこでランチタイムに来ているお客さんに聞いたところ、「この店って夜もやってるの?知らなかった。」という回答が返ってきました。
この返答を聞いて、おそらく夜もやっているという情報が足りていないのだと気付いたのです。そこで、既に公開されている喫茶店のホームページを修正し、夜もやっていることをアピールしました。
また、大学内の共有で参照できるメールボックスがあったので、そこに向けて店の宣伝をしたり、知人に共有しました。その結果、毎晩席が埋まる程までに集客ができたのです
私は、この経験を通じていくらスキルや能力を磨いたとしても、そのスキルを使う場がないとダメだということに気付きました。また、スキルを使える場が提供されるまで待つのではなく、自分から行動して獲得しなければならないと学びました。」

この具体例では自分で課題を見つけ出し、解決策を打ち出したことが大きく評価されるでしょう。

ガクチカに正解はない

今回は、就職活動で必須となる「ガクチカ」の具体例について紹介しました。あくまでも参考のため、この具体例をそのまま言っても効果がありません。

自分のガクチカをどのように表現すれば、相手に伝わるのかを考えるのが重要です。ガクチカで何を学び、その学んだことをどう活かしていくのかを伝えるように意識していきましょう!

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