業界研究

22卒向け最新版 広告代理店はブラック?働き方や就職難易度を徹底解説!

この記事は就レポメディア編集部おまめが担当しています!

就活生に人気の就職先の一つ「広告業界」。私たちが普段目にするテレビCMや雑誌、最近ではWEBなど生活の様々な部分で広告を目にすることから、クリエイティブで華やかな印象のある広告代理店ですが、「きつい」「ブラック」という印象を抱いている方も多いと思います。実際の仕事内容や就職の難易度、どんな人が向いているのか?徹底解説いたします!

■広告代理店の分類

広告業界はプランニングや制作発注などの仲介を行う「広告代理店」、バナーやLP(ランディングページ)を作成する「広告制作会社」、広告が掲載される「広告媒体」、そして「広告主」の主に4つから構成されています。
広告業界はどこも人気ですが、特に就活生から人気なのは「広告代理店」です。
広告代理店は主に

・総合広告代理店
・専門広告代理店
・ハウスエージェンシー
の3つに分類されます。

総合広告代理店

総合広告代理店は、テレビ、ネット、新聞、雑誌など様々な媒体を扱う代理店です。
「電通」「博報堂」「ADK」などの大手広告代理店はこの総合広告代理店に分類されます。

専門広告代理店

専門広告代理店は、WEBなど1つのメディアに特化した広告代理店です。「サイバーエージェント」はまさにスマホ広告で頭角をあらわした専門広告代理店であると言えるでしょう。

ハウスエージェンシー

特定の企業専属の広告代理店のことで、メイン事業を行う親会社のグループ会社に当たることが多いです。
特に鉄道会社の多くはハウスエージェンシーを持っており、JR東日本企画や東急エージェンシーなどがこちらに当たります。

広告代理店の仕事内容は?

広告代理店とは、広告を取り扱う企業の総称で、新聞やテレビ、ネットなどの広告主(メディア)と、広告を出したい広告掲載主(クライアント)とを結びつけるのが仕事です。

クライアントに代わって広告内容を企画・制作したり、CM枠や看板などの広告掲載媒体を買い付けることがによって収益を上げています。
また、広告製作だけでなく、販促イベントなどの企画・運営などを行う場合もあり、大手広告代理店では、オリンピックやワールドカップといった大規模イベントを手掛けることもあるため「オリンピックに関係する仕事がしたい!」という学生も多く、2018〜2020卒の市場はさらに加熱したとも言われています。

さらに仕事の内容を大きく分けると
・営業
・クリエイティブ
・マーケティング
・メディア担当
の4つに分類されます。

営業

一般的な大学を卒業した学生が配属される可能性が一番高いのはこの「営業」です。
クライアントの窓口になって問題点や課題をヒアリングし最適な広告内容を提案することによって、「もっと製品・サービス認知させたい!」「売り上げを増やしたい!」と言ったクライアントの課題を解決します。
プロモーション内容を成功させるためには、テレビ、ラジオ、雑誌、WEBなどのあらゆるメディアをどのように使うかの知識を持たなければならないため、入社後は勉強の日々が続きます。
そこで得た知識を生かしてプラン作成、予算を管理し、マーケティングやクリエイティブ、媒体担当など社内外の色々なプロジェクトに関わる人をまとめる調整役となるため、コミュニケーション能力だけでなく、タスク管理能力やスケジュール管理力が求められます。お客様以外とも関わりが多く、納期の前後など不確定な要素に振り回されることも多いため広告代理店の営業は一般的に激務と言われています。こちらが広告業界はブラックと言われる所以のひとつかもしれません。

クリエイティブ

美術系、芸術系の大学で4年間学習した学生、専門学生の目指す花形的職種です。
クリエイター、デザイナーのほかコピーライターなどもこちらの職種にあたります。
お客様とのある企業の伝えたいメッセージに沿って、実際に広告物をデザイン、作成していく仕事です。
企画、広告制作、校閲など、一つの部署の中でも担当する役割は様々です。
大学や専門学校での学びをダイレクトに生かし、形に残る場面も多くやりがいを感じやすいことから学生に根強い人気を誇ります。
一方で企業のいう通りに作成しなければならない面も多く、ギャップを感じることも多いようです。また、こちらも納期の前後や、お客様の要望によって仕事のハードさが変わりやすく、一般的に激務になりやすいと言われています。

マーケティング

市場調査を行い、クライアントの要望を叶えるための戦略を立てる仕事です。お客様のターゲット層や市場動向などを調べあげ、最適なメディア活用戦略をたてます。こちらは業界やサービスについての知識を求められるため、新卒でいきなり配属されることは少なく、数年営業を経験した後に配属されるケースが多いようです。

メディア担当

広告媒体のプランニング、広告枠の買い付けを担当する仕事です。
メディアは主にTVCMやラジオ、雑誌のほかインターネット広告などがありますが、メディア担当はこれらのどの媒体を使うかプランニングし、広告枠の買い付けを行います。
企画力が試される部門であるため、こちらも新卒でいきなり配属されるケースは多くないようです。

広告代理店に就職するのは難しい?

広告代理店は毎年新卒での採用を行っていますが、「電通」「博報堂」「ADK」」「サイバーエージェント」などの大手企業は毎年採用倍率が数100〜数1000倍にも及ぶと言われるほど根強い人気です。ただ、その仕事のハードさから人の入れ替わりが多い仕事であることも事実であり、採用枠数はどの企業も多い傾向にあります。
しかし、広告業界も新型コロナウイルスのダメージを大きく受けた業界のひとつであり、この先3年程度は採用枠数が減少すると考えられています。
広告代理店に絶対入社したい!という方は大手から中小まである程度の企業数を選んでいくのが良さそうですね。

広告代理店の仕事のやりがい

広告代理店の仕事はきつい!と言われますが一方でやりがいも多いと言われています。
やはり広告の面白さは、その戦略やデザイン次第で社会に大きなムーブメントを巻き起こすことができる点にあります。
広告の目的は製品・サービスの「認知・顧客の獲得・購買意欲を高める」などが目的とされていますが、それだけでなく斬新なデザインや心に響くコピーは、人の心を動かし、強く記憶に残るほどの威力を持ちます。
様々な部署の方と協力しながら広告の力で社会や人の心を動かすという点が広告代理店の最大の魅力で、やりがいを感じるポイントと言えるでしょう。

広告代理店に向いている人

チームプレーが得意な人

広告代理店では営業・マーケティング部門・クリエイティブ部門など多くの部署が一つの案件に対して絡み、プロジェクト単位で仕事をすることが多くなります。そのため様々な部門の方と関わることが苦でないコミュニケーション能力は必要となっていきます。またチームのバランスをとり、士気を高められるような方が好まれる傾向にあります。

臨機応変な対応が可能で、スピード感を持って仕事に取り組める人

広告代理店の仕事は基本的にクライアントの都合にかなり振り回されます。「最高のものができた」と思ってもクライアントがノーといえば1からやり直しになることが日常的に起こります。また、特に営業職の場合はクライアントの要望とクリエイティブ部門の方との調整役になることも多く、板挟みになることもしばしば。そして常に納期に追われているため、臨機応変な対応とスピード感を持って仕事をする力が求められます。

広告代理店に向いていない人

ワークライフバランスを整えたい人

広告代理店では多くのポジションが激務になる傾向があります。納期があるため仕事の進捗によっては帰りが終電になることや、休日出勤が必要なこともあります。また、お客様とは長期的な契約を結ぶことも多く、営業職は接待を行うことも多いと言われています。
そのため仕事のオン・オフの切り替えが難しいことも多く、ワークライフバランスを整えたい方にはあまりおすすめできない仕事と言えるでしょう。

コミュニケーションが苦手な人

広告代理店の仕事はチーム戦です。お客様だけでなくプロジェクトチームが複雑に絡み合って仕事をしていくため、特に営業では自分から積極的にコミュニケーションを取れない方には厳しい環境です。また、クリエイティブ部門でも黙々と仕事をしているわけではなく、クライアントとの打ち合わせや営業部門とのやりとりは必ず発生するため、全くコミュニケーションが取れない!というタイプの方にはおすすめできません。

以上、広告代理店について解説しました!
学生から大人気でありながら、激務と言われる広告代理店。
やりがいも多く成長するには最適の環境ですが、華やかなイメージとのギャップによって離職率が高いのも特徴です。業界についてしっかり学んで自分が頑張れるか?見極めていきましょう!

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